“バレンタイン商戦”都内百貨店で始まるも…物価高の影響で約9割値上げ
正月ムードが残る中、都内の百貨店ではバレンタイン商戦が始まりました。今年はコロナの行動制限がなく、にぎわいが戻りそうですが、「物価高」が影を落としています。
今年のバレンタイン商戦で目を引くのが国産の食材を使ったチョコレート。円安で輸入食材の価格が上昇する中、国産のフルーツやナッツ、リキュールなどを使い、価格を抑えているということです。
ただ、チョコの原料のカカオは輸入に頼っているため、航空便から船便に切り替えたり、輸入元を高級ブランドの多いヨーロッパから中東などに変更したりしています。
百貨店の調査では、今年は取引先のチョコメーカーのおよそ9割が10%程度、値上げしているということです。
一方で、今年は3年ぶりにコロナによる行動制限がない商戦となり、各百貨店はイートインなどを拡充させ、にぎわいを取り戻したい考えです。