×

トヨタ 震災の影響で8期ぶり赤字に転落

2011年8月2日 21:27
トヨタ 震災の影響で8期ぶり赤字に転落

 「トヨタ自動車」が2日に発表した11年4~6月の決算は、東日本大震災の影響で大幅な赤字となった。

 11年4~6月のトヨタの連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が1079億円の赤字に転落した。赤字転落は09年同期以来8期ぶり。また、売上高は3兆4410億円で、前年同期比29.4%のマイナスとなった。震災で部品の供給が滞るなどの影響で、国内での販売台数が4割以上減少したことが響いた。

 一方で、12年3月期の通期見通しについては、生産の回復が急速に進んでいるとして上方修正を行っている。

 急激な円高については、為替の想定レートをこれまでの1ドル=82円から80円に修正したが、「限界を超えている」とし、国内でのものづくりの厳しさをあらためて示した。