流通大手イオンの２０１４年度中間連結決算は、スーパー事業の赤字が影響し、純利益が前年同期比で９１．４％減の２０億円と大幅に減少した。

　イオンの今年３月から８月までの決算は、営業利益が前年同期比４１．２％減の４３３億円、純利益が同９１．４％減の２０億円で大幅に減少した。消費税増税後の駆け込み需要の反動の影響などで、スーパー事業が１３１億円の赤字に転落した。

　先月、イオンへの完全子会社化が発表されたダイエーの８月中間決算は純利益が１３８億円の赤字で、イオン全体の業績の重しとなった。

　イオンの岡田社長は「消費税増税に対して、組織的に迅速に対応していくというところが不十分だった」と述べた。