福島第一原発処理水の海への放出反対 宮城県などの生協が東電と経産省に25万人分の署名提出
福島第一原発の「処理水」をめぐり、宮城県、福島県、岩手県の生協の代表者らが7日、東京電力と経済産業省に対し、海への放出に反対する署名を提出しました。
政府は、福島第一原発の「処理水」について、今年の夏をめどに海に放出する方針を示しています。
こうした中、宮城県の生協の代表者らが7日、「関係者の理解が得られる別の方法で処分すること」を求めた3回分のあわせて25万4千人分の署名を、東電と経産省に提出しました。
署名を提出した代表者は、「国民的な理解や諸外国の理解が不十分なまま放出された場合、新たな風評被害を生む」と強調しました。
これに対し東電・経産省側は、「さまざまなリスクを勘案し最適な作業方法や時期を見極める」「引き続き安全性の確実と風評対策を徹底する」と述べました。