福島第一原発処理水の海洋放出 「韓国への影響はほぼない」 韓国検証結果発表
福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり韓国政府は7日、安全性について「韓国への影響はほぼない」などととした独自の検証結果を発表しました。
これは韓国の原子力安全委員長らが会見で明らかにしたものです。この中で、処理水の放出が計画の通り実施されれば「国際基準などに合致する」と評価しました。
その上で、「韓国の海域に及ぼす影響はほぼないことが確認された」とする見解を示しました。
また水産物への放射能検査を拡大するなどして安心の確保につとめると強調しました。
韓国では処理水の放出について世論調査で「心配している」とする意見が8割近くになるなど、国民の不安は根強く、韓国政府は先月から放出をめぐる会見を毎日行うなどして懸念の払拭につとめています。