１日から一部の食用油やバター、チーズなどの乳製品が値上がりする。

　アメリカ中西部の大規模な干ばつにより穀物価格が高騰した影響で、国内の大手食用油メーカーは、１日から食用油の出荷価格を値上げする。家庭用では、「日清オイリオグループ」が一キログラムあたり１０円以上、「Ｊ－オイルミルズ」が一キログラムあたり１２円、「昭和産業」が一キログラムあたり１２円以上の値上げとなる。

　乳製品では、１０年の猛暑や、東日本大震災の影響で、「雪印メグミルク」が、家庭用のバターやチーズなど１１の商品で５円から１５円の値上げをする。「明治」と「森永乳業」も、先月から家庭用バターを値上げしている。

　また、政府が買い付けた輸入小麦を製粉会社に売り渡す価格も、一トンあたり３％引き上げられるため、「日清製粉」や「日本製粉」などは、１２月２０日出荷分から一部の業務用の小麦粉を値上げする予定。