「LINE」が東京証券取引所に上場を申請
スマートフォン向けの無料通話アプリなどを提供する「LINE(ライン)」が東京証券取引所に上場の申請をしたことが分かった。
ラインは東京証券取引所の承認を得た後、11月にも上場ということになる。時価総額は1兆円規模で、国内では今年最大級の上場になる見通し。
ラインのサービスは今や国境を越え、世界での利用者は約4億8000万人(登録ユーザー数)。世界でのソーシャルメディアの利用者数を見てみると、フェイスブックが約12億8000万人(月刊アクティブユーザー数)、ツイッターは約2億5500万人(月刊アクティブユーザー数)。フェイスブックに追いつくために、ラインは上場で得た資金でさらなる海外事業の強化を図る狙い。
ラインは近い将来にユーザー数を10億人以上にする目標も掲げている。10億人を目指す上での鍵は「北米」にある。現在、アジアを中心に人気のラインを世界的に普及させるためには、まだなじみが少ない北米での普及が鍵となる。強力なライバルもいるため莫大(ばくだい)な宣伝費も必要としている。
上場でどれくらい資金を調達できるのかマーケットで注目されている。