三菱東京ＵＦＪ銀行が、来年４月から約１万人の契約社員を、契約更新なしで６０歳まで働ける無期雇用とする方針を固めた。

　三菱東京ＵＦＪ銀行は、勤続３年以上で欠勤などの問題がない契約社員について、来年４月から、本人が希望すれば契約更新をせずに６０歳まで働ける無期雇用とする方針を固めた。三菱東京ＵＦＪ銀行の契約社員は約１万１０００人で全従業員の４分の１を占めており、長く働ける環境を作ることで良い人材をつなぎ留めたい考え。

　非正規の労働者を巡っては、去年、労働契約法が改正され、２０１８年４月以降、５年を超えて働いた人が希望すれば、企業は期限のない契約に切り替えなければならないと義務づけられており、今回の取り組みはそれに先駆けたもの。