6月の機械受注 3か月ぶりプラス
民間企業の設備投資の目安となる6月の機械受注は、3か月ぶりのプラスとなった。
内閣府が発表した6月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除いた民需」は、前月比8.8%多い7458億円で、3か月ぶりのプラスとなった。製造業も前月比6.7%増、非製造業も前月比4.0%増と、いずれもプラスに。しかし、「ウィンドウズXP」の3月いっぱいのサポート終了による反動減などから、4月から6月期は前期比で10.4%の大幅マイナスとなり、5期ぶりのマイナスとなった。
これを受けて内閣府は、機械受注の基調判断をこれまでの「増加傾向に足踏みがみられる」から「一進一退で推移している」と、2か月連続で下方修正した。
一方、7月から9月期は2.9%のプラスとなる見通し。