日本銀行は、20日まで行った金融政策を決める会合で、政策金利を据え置くことを決めました。

植田総裁
「為替動向も踏まえますと、年初以降の為替円安に伴う輸入物価上昇を受けた物価上振れリスクは減少しているとみています。政策判断に当たって時間的な余裕はあると考えています」

円安による物価高が進む中、日銀は前回7月の決定会合で追加の利上げに踏み切りましたが、その後、為替も株価も乱高下しました。

今回の会合では、政策金利を現在の0.25％程度に据え置き、追加利上げによる経済・物価への影響を見極める姿勢を示しました。

植田総裁は会見で、経済・物価が日銀の見通し通り実現すれば、今後も利上げをしていくと述べましたが、時期については「特定のスケジュール感はない」として明言を避けました。