10月の機械受注-6.4% 5か月ぶり減
民間企業の設備投資の目安となる10月の機械受注は、5か月ぶりのマイナスとなった。
内閣府が11日に発表した10月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除いた民需」は、前月より6.4%少ない7780億円で、5か月ぶりのマイナスとなった。このうち製造業ではマイナス5.5%と、2か月ぶりのマイナスとなった。また非製造業でも、マイナス7.5%と3か月ぶりのマイナスだった。
製造業・非製造業ともに、前月にボイラーやモーターなど大型の受注案件があったため、内閣府ではその反動減でマイナスとなったと分析している。また化学機械など前月よりプラスとなった業種も多かったため、内閣府は基調判断を「緩やかな持ち直しが見られる」と据えおいた。