タカタ社長が退任 高田会長が社長兼任
エアバッグのリコールが相次いでいる自動車部品メーカー「タカタ」は、今後の対応の一元化や迅速化を図るためストッカー社長が社長を退任し、現在の高田重久会長が社長を兼任する人事を発表した。
タカタ製のエアバッグを巡っては、これまで自動車メーカーなどが調査を目的としたリコールを全米に拡大すると発表、国内でもホンダやマツダなどが調査を目的としたリコールを実施すると発表している。
こうした問題を受け、タカタは今後の対応の一元化や迅速化を図るため、24日付で高田重久会長兼CEO(=最高経営責任者)が社長を兼任する人事を発表した。ステファン・ストッカー社長は代表取締役社長を辞任し、取締役に退く。
また、リコール費用拡大による業績悪化などを受け、高田会長が月額報酬額の50%を4か月間、ストッカー前社長が30%を4か月間返上するなど、役員報酬を一部返上することも決めた。