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機械受注の基調判断 5か月ぶり下方修正

2015年1月15日 12:50
機械受注の基調判断 5か月ぶり下方修正

 内閣府は民間企業の設備投資の目安となる去年11月の機械受注の基調判断を5か月ぶりに下方修正した。

 内閣府が発表した11月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除いた民需」は、前の月より1.3%多い7880億円だった。プラスではあったものの小幅にとどまった。

 内訳を見ると製造業ではマイナス7.0%と大幅なマイナスとなった。非製造業はプラス0.5%と小幅なプラスにとどまった。

 製造業・非製造業ともに受注が減った業種が多く、特に製造業で、化学機械やクレーンなどの運搬機械などの受注が減ったことが大きな要因となった。このため内閣府は、基調判断をこれまでの「緩やかな持ち直しがみられる」から「持ち直しの動きに足踏みがみられる」と5か月ぶりに下方修正した。