日韓「通貨スワップ」協定 23日に終了へ
日本と韓国は、約14年続いた通貨スワップ協定を今月23日に終了することを決めた。
日本と韓国両政府は、金融危機の際に両国で外貨を融通し合う「通貨スワップ」協定について、今月23日に更新せずに、予定通り終了すると発表した。この取り決めは、アジア金融危機の後、外貨準備高の少なかった韓国ウォンに対する国際的な信用度を高めることなどを目的に2001年に結ばれた。韓国の外貨準備高は当時1000億ドル程度だったが、去年12月時点では3倍以上の3636億ドルとなっている。
協定を終了することについて財務省は、「現在の経済情勢を踏まえて、日韓両国がそれぞれ今後は必要ないとの認識で一致した」と説明している。