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TPP 全体スケジュールずれこむ可能性も

2015年3月6日 11:18

 TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐる交渉について甘利経済再生担当相はアメリカ議会のスケジュールの遅れを指摘し、全体のスケジュールがずれこむ可能性があるとの認識を示した。

 TPP交渉をめぐっては、6日まで日米間の事務レベル協議が行われているが、甘利経済再生担当相は6日の閣議後の会見で「大きな進展とまでは言えないが、残されている問題点を確認した」と述べた。

 その上で、アメリカの議会で大統領にTPPの交渉権限を一任する法案の審議が4月以降にずれこむ見通しとなったことについて、「全体のスケジュールにかなり影響する。12か国の閣僚会議が後ろにずれこむ可能性がある」との認識を示した。その上で甘利経済再生担当相は、TPPは成長戦略の柱の一つとして、協議の進展に期待をにじませた。