スカイマーク ANA出資で最終調整
事実上経営破綻し、民事再生手続き中の航空会社・スカイマークの支援に、ANAホールディングスが出資を含む支援を行う方向で最終調整していることが明らかになった。
関係者によるとANAは、金融機関を含むANA側の出資比率を50%以内に抑え、スカイマークの社員の雇用も確保するなどの提案を行った。これによりスカイマークに資金援助している投資ファンド・インテグラルが、出資比率の過半数を確保する見通し。ANAとスカイマークは、再生後には株式の再上場を目指すことでも一致したということだが、再建策については詰めの協議も残されており、正式な合意に向けては難航することも予想される。
スカイマークの支援を巡っては、ANA側は当初、出資比率の8割以上を握り、事実上、傘下におさめたい考えだったが、スカイマーク側が反発していた。