ゼンショーHD通期決算 創業以来初の赤字
牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスの決算は、通期として創業以来初の赤字となった。
牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングスが発表した昨年4月から今年3月までの決算は、グループ全体の最終損益が111億円の赤字となった。通期での赤字は、創業以来、初めて。深夜の1人勤務態勢、いわゆる「ワンオペ」を解消するための人件費増加や、牛肉など食材価格の高騰が影響したもの。
一方でゼンショーホールディングスは今年度の業績について、ワンオペ解消のため閉店していた店舗の再開が当初の計画より早く進んでいることや、新規出店による増収などから33億円の黒字になると予想している。