“妨害”SS 鯨研に賠償金3億円支払いへ
日本鯨類研究所などは、日本の調査捕鯨船への妨害活動に関して環境保護団体シー・シェパードから約3億円の賠償金を受け取る見通しとなったことを明らかにした。
アメリカの第9巡回裁判所は2012年12月、シー・シェパード側に対し、日本の調査船やその乗組員を攻撃することなどを禁止する仮差し止めを出している。しかし、これに反して妨害活動が続いたため、昨年12月に連邦高裁はシー・シェパードに賠償命令を下した。
これを受けて、日本鯨類研究所とシー・シェパードは賠償の交渉を行ってきたが、シー・シェパードが争っていた法廷侮辱罪をめぐる最高裁判所の判断が現地時間8日に出され、シー・シェパードの上告は棄却された。
こうしたことから、シー・シェパード側が255万ドル(約3億円)の賠償金を日本鯨類研究所と共同船舶に支払うことで合意した。