柏崎刈羽原発7号機 核燃料入れる「燃料装荷」作業、きょう午後4時頃に開始
東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原発7号機で15日午後4時頃、原子炉に核燃料を入れる作業を開始します。再稼働への動きが本格化してきています。
東京電力は、原子力規制委員会の承認が得られたことから15日午後4時頃、7号機の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」と呼ばれる作業を開始します。
柏崎刈羽原発は、東日本大震災の影響から長期間停止していますが、2017年に国の審査に合格し、早期の再稼働を目指していました。
しかし2021年以降、東京電力の職員が他人のIDカードを利用して施設に入るなどのテロ対策上の不備が相次ぎ、原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令が出されていましたが、昨年12月に解除されています。
この後、東京電力は2週間程度かけて原子炉に872体の核燃料を入れる予定で、これが法律上、再稼働前の最終工程になります。
ただ、実際に再稼働するには、まだ地元・新潟県の同意が得られておらず、再稼働の時期の見通しは立っていません。