NTTドコモでも「協議中」と明らかに 検討進む“デュアルSIM”
災害や大規模な通信障害でスマートフォンが使えなくなったときに、他社の回線を使えるようにする「デュアルSIM(シム)」を使ったサービスが注目されています。
利用者は通常、一つのスマホに付き一つの通信会社の回線を使いますが、その回線に通信障害などが起きたときの保険として、もう一つ他社のSIM(シム)を入れることができます。この2つめのSIMを、非常時にのみ使うものとして、通常の料金よりも安い、オプション料金で提供する動きが、通信大手各社で広がっています。
これまでにKDDIとソフトバンクがことし3月下旬以降にサービスを開始すると発表していました。そして9日、グループにドコモを持つNTTが、KDDIやソフトバンクと協議を進めていることを明らかにしました。
NTTは、2社に遅れないように、準備が整い次第サービスを開始するとしています。このデュアルSIMサービスの料金は、3社とも、数百円程度を想定しているということです。