円相場 一時1ドル=140円台まで上昇 8か月ぶり円高水準
外国為替市場で円相場が一時、1ドル=140円台まで上昇しました。今年1月初旬以来、8か月ぶりの円高水準となります。
日本銀行の審議委員が11日の講演で「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、金融緩和の度合いを調整していくことになる」などと発言したことで、市場では日銀が今後も利上げを続けるとの見方が広がり、円を買ってドルを売る動きが加速した形です。
市場関係者からは、来週、アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が利下げに踏み切れば、さらに円高が進む可能性がある、との見方も出ています。