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ロッテHD 重光武雄会長、代表外れる

2015年7月29日 2:48
ロッテHD 重光武雄会長、代表外れる

 ロッテホールディングスは28日、前身のロッテ時代から67年間代表権を持っていた重光武雄会長が、代表をはずれ、名誉会長となる人事を発表した。背景にはお家騒動があった。

 ロッテホールディングスは、代表取締役会長の重光武雄氏が代表をはずれ、名誉会長に退く人事を発表した。この人事は27日、1月に取締役副会長を退いた長男の宏之氏が、武雄会長を連れて東京のロッテホールディングス本社を訪れ、幹部や従業員らに武雄会長以外の全6人の取締役を解任すると伝えた騒動を受けて行われたもの。この通達は、取締役会の決議を経ておらず無効とされた。

 二男でロッテの代表取締役副会長をつとめる昭夫氏は、騒動についてわびるとともに、宏之氏の行動について「高齢の父を巻き込み、家族と企業経営を混同した行動は二度としてほしくない」と批判している。

 一方で、父親の武雄会長については、「父としても経営者としても唯一無二の存在」だと述べ、28日の取締役会で、武雄会長の代表の任を解く決議に票を投じることはできなかったと真情を吐露した。

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