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農水省がイオンなどと輸出事業 13日から

2015年8月11日 17:25
農水省がイオンなどと輸出事業 13日から

 農林水産省はイオンなどと手を組み、高品質で新鮮な果物などを香港の富裕層に宅配する輸出事業を、13日から始めると発表した。

 輸出の対象となるのは北海道産のメロン、山形県産の白桃、青森県産のりんごや山梨県産のブドウのほか、米や乾燥なまこ、アワビといった水産物。農水省は、高品質な食品を新鮮な状態で迅速に輸送する仕組みの検討を進めてきたが、香港で小売り販売網を展開するイオングループや、全農(=全国農業協同組合連合会)、ヤマト運輸、ANAなどと手を組み、新たな輸出事業が決まったもの。13日からインターネット上で予約を受け付ける。早ければ収穫の翌日に商品を香港の消費者に宅配することが可能だという。

 政府は、「2020年に農林水産物の輸出を年間1兆円」という目標を掲げており、農水省は、今回のような取り組みが目標達成に寄与することを期待している。