韓国の輸入規制、撤廃へ働きかけ 林農水相
韓国による日本産の農林水産物の輸入規制をめぐって政府が20日、韓国をWTO(=世界貿易機関)に、正式に提訴した問題で、林農林水産相は21日朝、規制の撤廃に向けて引き続き働きかけていく方針を示した。
林農林水産相「まさに規制の早期撤廃が目的なので、これに向けて引き続きあらゆる手段を通じて韓国側に働きかけていきたい」
韓国は、福島県や宮城県など8県の水産物や一部の食品の輸入を禁止している。これまで日本側は、科学的な根拠に基づかないとして直ちに規制を撤廃するよう韓国に求めてきた。しかし、韓国側から規制撤廃の見通しが示されなかったことから、20日にWTOへの提訴に踏み切った。
審議は来月から始まる予定だが、林農林水産相は、WTOの場だけではなく両国の話し合いによる解決も含めて規制の撤廃を働きかける方針。