８月２１日の東京株式市場で、日経平均株価は６００円近く値を下げ、約１か月ぶりに２万円を割り込んだ。日経平均株価の終値は前日比５９７円６９銭安の１万９４３５円８３銭。

　２１日の東京株式市場は、取引開始直後からほぼ全面安の展開となり、株価は５月８日以来の安値をつけた。中国経済の先行きに対する不安感から投資家の心理が悪化した。

　この影響を受けて前日のアメリカ市場も約１０か月ぶりに１万７０００ドルを割り込むなど、中国経済に対する不安が世界的な株安へと広がった。さらに、２１日に発表された中国の経済指標が予想を下回ったことも株価の下落に拍車をかけた。世界経済が減速するのではないかとの懸念も強まっている。

　東証１部の売買代金は、概算で３兆１９１４億円。東証１部の売買高は、概算で２７億６５２７万株。