日米など“自動車関税”事務レベル協議終了
TPP(=環太平洋経済連携協定)を巡り、アメリカのワシントンで行われていた自動車の関税に関する日米などの事務レベル協議は11日、3日間の日程を終えた。日本側の代表は「非常に生産的な協議だった」と成果を強調した。
初日の協議は日米2か国で、残り2日間は、カナダとメキシコを交え4か国で行われた。4か国では主に、自動車や自動車部品の関税を巡り、TPP参加国で生産された部品をどの程度使用すれば関税を優遇するかについて、詰めの協議が行われた。日本の森経済外交担当大使は、まだ解決すべき問題が残されているとしながらも「相互理解が深まり、非常に生産的な協議ができたと思う」と述べ、進展があったことを明らかにした。
今回の事務レベル協議の結果を踏まえ、TPP参加12か国は、今月末にも閣僚会合を開く方向で調整を進める方針。