TPP交渉 水産物など一部関税撤廃で調整
TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉で、ソーセージや焼き豚など豚肉の加工品の関税も引き下げられる方向となったほか、水産物の多くで関税が撤廃される見通しとなったことが分かった。
関税が引き下げられる見通しとなったのは、ハムやベーコン、ソーセージや焼き豚といった豚肉の加工品。さらに、カニやサーモンなど水産物の多くは関税が撤廃される見通しとなったほか、野菜や、秋が旬のマツタケなど農産品の一部も関税が撤廃される方向で調整が進んでいることが新たに分かった。
日本時間30日夜からアメリカ・アトランタでTPPの閣僚会合が始まるが、バターなど乳製品の関税の扱いやバイオ新薬の保護期間などは依然、調整が難航していて、こうした問題で、政治決着を図れるかが最大の焦点となっている。