政府は１３日、企業にさらなる投資を促すため、政府と企業の経営者らで課題を議論する「官民対話」の場を設置することを決めた。

　安倍首相は１３日午前に首相官邸で開かれた日本経済再生本部で、「未来への投資を拡大する上で制度的に壁があれば取り除きます」と述べた。

　政府は“アベノミクス”第２ステージとして、強い経済の実現を掲げている。その一環として企業にさらなる投資を促すために１３日、「官民対話」を設置することを決めたもの。

　会議は政府と企業の経営者らがメンバーとなり、なぜ設備投資が進まないのかその理由や具体策について議論するとともに、投資が進む環境整備をする方針。

　安倍首相は「聖域を設けず、この場で決める」と述べており、会議では設備や人材など未来への投資について積極的に政府が関与し、障害があれば取り除いていく方針。初会合は今週中に開かれる見通し。