旭化成が決算発表 データ改ざん問題で陳謝
傘下の旭化成建材のデータ改ざん問題で信頼が揺らいでいる旭化成は6日午後、決算発表の会見を行った。
決算会見の冒頭で旭化成の小堀専務らはデータ改ざん問題について改めて陳謝した。旭化成によるとマンション問題が発覚する前の今年4月から9月までの営業利益は過去最高となった。しかし、今年度の業績見通しについては数字は出したものの、今回のデータ改ざん問題の影響を現段階で見積もることができないとして数字には反映していない。
一方、建材事業については改ざんの問題によって新規受注活動ができていないことから今年度下期の売上高の見通しを280億円から244億円に引き下げた。
旭化成は社長らの役員報酬の自主返上も検討をしているという。