日経平均株価 中国市場に振り回され乱高下
8日朝の東京株式市場の株価は、年明けから5日連続で値を下げて取引が始まったが、その後、上げ下げを繰り返すなど不安定な値動きとなっている。
日経平均株価は、8日も中国の株式市場に振り回され乱高下する展開となった。日経平均株価の午前の終値は、1万7836円90銭で7日の終値より70円近く値を上げて取引を終えた。
この4日で株価が1200円以上値を下げていることについて、麻生財務相は閣議後の会見で日本の経済の問題ではないと強調した。
麻生財務相「中国の市場の影響が大きかったと思いますけど、日本の経済自体が別にファンダメンタルズ(経済の基礎的な条件)が悪い訳ではない」
一方、注目された中国・上海の株式市場の株価は値を上げて取引を開始した。前日までパニック売りを招いていた一定の下げ幅に達すると取引を制限する制度を撤回したことが好感された。また専門家によると中国当局による買い支えが入っているとみられている。
しかし、その効果がいつまで続くかは不透明で、当面は中国の動き次第で、株価が乱高下する不安定な値動きが続きそう。