日経平均632円安1年3か月ぶり安値水準
20日の東京株式市場で、日経平均株価はまた大きく値を下げ、終値は前日比632円18銭安の1万6416円19銭。これは、日銀が追加緩和を決めた2014年10月31日以来、約1年3か月ぶりの安値水準となる。
背景には、中国をはじめとした世界経済が減速するのではないかとの根強い懸念がある。香港の株式市場でハンセン指数が3%以上大きく下落するなど、アジアの市場で株価が軒並み値下がりしていることが投資家の心理を悪化させた。また、原油先物価格が時間外取引中に1バレル=27ドル台まで下落したことや、外国為替市場で円相場が1ドル=116円台をつけるなど円高が進んだことも株価の下落に拍車をかけた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6725億円、売買高は概算で25億6622万株。