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ダウ249ドル安 世界経済の先行き懸念で

2016年1月21日 8:24
ダウ249ドル安 世界経済の先行き懸念で

 20日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、世界的な株安と原油価格の下落を受けて、一時560ドル以上値を下げた。

 20日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前の日の終値から249ドル28セント値を下げ、1万5766ドル74セントで取引を終えた。去年8月以来、5か月ぶりの安値となった。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は5.26ポイント下げて4471.69だった。

 この日、ダウ平均株価は一時560ドル以上値を下げた。取引開始直後から東京や香港などアジア市場やヨーロッパ各国の市場が大幅に下落するなど世界経済の先行き懸念が高まり、ほぼ全面的に売りが優勢となった。

 さらに、原油価格の下落が止まらないこともマイナス要因となった。ニューヨーク原油先物市場でも指標となるWTIの価格が、一時26ドル19セントまで下がるなど、12年8か月ぶりの安値水準となった。

 午後に入り株価はやや持ち直したものの、原油価格と株価下落の連鎖は続いている。

 市場関係者は「市場は下落し続ける原油価格の動向を見定めながらの取引が続くだろう」と話している。

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