２９日の東京株式市場で日経平均株価は大きく値を上げ、終値は前日比４７６円８５銭高の１万７５１８円３０銭。

　２９日、日銀が初めてマイナス金利を導入することを発表した。発表直後には市場に出回る資金が増えるとの思惑から株が買われ、日経平均株価は一時、６００円近く値を上げた。しかし、その後はマイナス金利への評価が交錯し、株価がマイナスに転じるなど乱高下する場面もあった。

　一方、日銀がマイナス金利という追加の金融緩和策を発表したことで、外国為替市場では円が売られ、円相場は一時、１ドル１２１円台前半まで円安・ドル高が進んだ。このため、輸出関連株などが買われ、日経平均株価は５００円近く値を上げて２９日の取引を終えた。

　東証１部の売買代金は、概算で４兆４３１７億円。売買高は、概算で４１億２５０５万株。