NYダウ53ドル高 原油先物相場持ち直す
24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日に下落した原油先物相場が持ち直したことなどから、値を上げて取引を終えた。終値は前日比53ドル21セント高の1万6484ドル99セント。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も39.02ポイント上げて4542.61だった。
24日の取引開始直後は、原油先物相場が前日に続き下落したことでダウ平均も売りが先行し、下げ幅は一時、260ドルを超えた。しかし、原油の在庫に関する指標が発表され、在庫が市場予想より減っていることが好感され、原油価格が持ち直した。これを受け、市場心理が改善してハイテク株を中心に買い戻しの動きが強まり、ダウ平均は約53ドル値を上げて取引を終えた。
今週の注目は、26日に発表される個人消費に関する指標で、市場関係者は「雇用状況が回復する中で賃金が支出に回っているかを見極める大事な指標で、市場は注目している」と話している。