NYダウ ドル高・原油安で253ドル安
17日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油価格の下落などにより売り注文が相次いだ。ダウ平均株価は前日より250ドル以上下落して、253ドル25セント安の1万7495ドル84セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は68.58ポイント下げて5002.55だった。
17日は、前日にアメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)が決定した利上げによってドル高が進んだことから、ニューヨークの原油先物相場が1バレル=34ドル台まで下落し、石油関連株を中心に大きく値を下げた。さらに前日までの3日間でダウ平均株価が480ドル以上上昇していたため、利益を確定するための売り注文も相次いだ。
市場関係者は、「利上げ自体は織り込みずみで大きな影響は出ていないが、今後はドル高と原油価格に注意していく必要がある」と話している。