×

原油先物相場が上昇 NYダウ103ドル高

2015年12月15日 8:12
原油先物相場が上昇 NYダウ103ドル高

 14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、このところ下落が続いていた原油の先物相場が上昇に転じたことなどを受け、前週末比103ドル29セント高の1万7368ドル50セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は18.76ポイント上がり4952.23だった。

 市場がいま最も注目しているニューヨークの原油の先物価格は、朝方に1バレル=35ドルを割り込み、一時、警戒感が強まった。しかし、その後、上昇に転じるとエネルギー関連株を中心に買い注文が相次ぎ、ダウ平均を押し上げる結果となった。

 この日は、主要な経済指標の発表はなく、前の週に大きく売られた株を買う動きも強まり、多くの銘柄で買いが優勢となった。

 15~16日にかけ、FRB(=連邦準備制度理事会)が金融政策を決める会合を開き、7年ぶりにゼロ金利を解除する見通しが強まっている。そのため、「投資家の間では様子見ムードも広がっている」と市場関係者は話している。