NYダウ19ドル高 中東懸念で原油上昇
24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、中東情勢への懸念からエネルギー関連株が上昇し、ダウ平均株価は前日より19ドル51セント値を上げて取引を終えた。終値は1万7812ドル19セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も0.33ポイント上がり、5102.81で終えた。
24日は、トルコ軍がシリア国境付近でロシア軍の戦闘機を撃墜したことが明らかになり、中東情勢の混乱によるリスクを回避しようと値を下げて取引が始まった。特に旅行関連株が売られた。
その一方で、シリア情勢の悪化は中東産の原油の供給を不安定にするのではないかとの見方から原油先物相場が上昇し、エネルギー関連株が買われ、ダウ平均株価は前日より値を上げた。
市場関係者は、「中東情勢が株価に与える影響について、投資家は引き続き注視している」と話している。