NYダウ117ドル安 原油相場の下落うけ
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油の先物相場の下落を受け、エネルギー関連株を中心に売られ、ダウ平均株価は前週末比117ドル12セント安の1万7730ドル51セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は40.46ポイントほど下げて5101.81だった。
OPEC(=石油輸出国機構)が先週、減産を見送ったことを受け、原油の供給過剰に対する懸念が強まり、この日もニューヨークの原油の先物相場は下落。エネルギー関連株を中心に大きく売られた。
また、4日に発表されたアメリカの雇用統計が市場予想を上回る内容で株価が大きく上昇していたため、この日は利益を確定する売りも重なり、ダウ平均株価は一時、200ドル以上値を下げる場面もあった。
市場関係者は「今月半ばに利上げが行われるとの観測が強まっており、今後、投資家は慎重な姿勢を強めるのではないか」と話している。