１４日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、下落が続いていた原油の先物相場が２日連続で上昇した事などを受け、一時３００ドル以上値を上げた。

　１４日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比２２７ドル６４セント値を上げ１万６３７９ドル０５セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は８８．９４ポイント上げて４６１５．００だった。

　この日は、ヨーロッパの主な株式市場が値下がりした事に加え、先週の新規の失業保険の申請が前の週よりさらに増加した事などを受け、取引開始直後は売りが先行した。しかし、下落が続いていた原油の先物相場が２日連続で上昇した事で、一転、市場に安堵感が広がり、エネルギー関連株を中心に買いへとつながった。ダウ平均の上げ幅は一時、３００ドルを超える場面もあった。

　市場関係者は「今年に入り値下がりし『割安』となっていたエネルギーやハイテク、金融株などで買い戻す動きが活発だった」と話している。