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NY株123ドル高 終値1万7251ドル

2015年12月22日 8:23
NY株123ドル高 終値1万7251ドル

 21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、前の週に大きく下落した銘柄に買い戻しが入る一方、原油価格の下落を受けエネルギー関連株が売られるなど、売り買いが活発な展開となった。

 21日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は先週末比123ドル07セント高の1万7251ドル62セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は45.84ポイント上げて4968.92だった。

 この日はまず、前の週に大きく下落した銘柄を中心に買い戻しが入り、取引開始直後、株価は上昇した。しかし、その後、原油取引の指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=33ドル台と約6年10か月ぶりの安値を更新すると、エネルギー関連株を中心に売りが相次いだ。このところ、原油価格の下落が株安を誘導する展開が続いており、取引終了にかけて原油の先物価格が上昇に転じると、株価も上向いた。

 市場関係者は「この日は、主な経済指標の発表はなかったが、売り買いが活発な一日となった。投資家は引き続き、原油の先物価格を注視している」と話している。