１１日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は小売りやエネルギー関連株が売られ、５５ドルあまり値を下げて取引を終えた。

　アメリカは１１日、退役軍人をたたえる「ベテランズデイ」で祝日だった。債券や外国為替市場が休場し、投資家にとって判断材料に乏しい一日となった。そうした中でデパートのメーシーズが大きく値を下げた。ドル高で外国人観光客による売り上げが減少したことやインターネット販売との競合などから８月から１０月期の決算が減収減益だったことが要因で、これに引きずられる形で他の小売り関連株も売られた。また原油の在庫が大幅に増加したことから原油先物相場が下落し、エネルギー関連株が売られた。

　結局１１日のダウ平均株価は前の日の終値から５５ドル９９セント下がり、１万７７０２ドル２２セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１６．２２ポイント下がって５０６７．０２となった。