ホンハイによるシャープ買収が正式決定
経営不振のシャープは、台湾のホンハイ精密工業からの買収提案を受け入れることを25日午前の取締役会で決定した。
シャープは25日朝、臨時取締役会を開催し、台湾メーカーのホンハイと政府系ファンドの産業革新機構、それぞれの買収提案について最終的に協議し、ホンハイに決定した。
シャープの高橋社長らは、最後まで産業革新機構からの支援との間で揺れていたと言われているが、革新機構の案では再生に時間がかかり、金融機関からの賛同を得るのも難しくなったことから、ホンハイへの支持が高まっていた。
ホンハイは、6500億円という巨額の出資を提案していたことや、関係者から提案が具体的で合理的などと評価されていたことから支持を得たものとみられる。