NY株44ドル高 終値1万6943ドル
3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、景気の動向を示す非製造業の経済指標が市場予想を上回ったことなどを受け、40ドル以上値を上げて取引を終えた。
3日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から44ドル58セント値を上げ1万6943ドル90セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は4ポイント上げて4707.42だった。
この日は、ヨーロッパの株式相場が下落したことを受けて取引開始直後は売りが先行した。しかし、2月のアメリカのサービス産業など非製造業の景況指数が市場予想より上回ったことでアメリカの景気回復への期待から徐々に買いが優勢となった。また、原油の先物価格が上昇したことでエネルギー関連株も買われ、株価を押し上げた。
4日は雇用統計の発表。市場関係者は「新規の雇用者数に加え、賃金の上昇が今後の利上げのペースを左右するため注目されている」と話している。