NY株212ドル高 原油価格上昇など受け
25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、この日発表された経済指標がよかったことや、原油価格の上昇から前の日の終値より212ドル値を上げて取引を終えた。
25日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から212ドル30セント値を上げ1万6697ドル29セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数も39.60ポイント上げて4582.21だった。
この日は設備投資の指標となる1月の耐久財受注額が、市場予想を上回る4.9%だったことが発表された。そのため製造業の不振への懸念がふっしょくされ、相場を後押しした。また午後になると、ベネズエラの担当大臣が「産油国による原油増産凍結について話し合う会議が来月開かれる」と発言したとの報道が流れ、原油の供給過剰が解消するとの期待から原油先物価格が上がり、株価も上昇した。
市場関係者は「この会議が実効性のあるものになるかは不透明で、しばらくは、産油国の大臣らの発言によって相場が動く日が続くだろう」と話している。