NY株34ドル高 原油先物価格が値を戻し
2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油先物価格が値を戻したことでエネルギー関連株を中心に買いが進み、前の日から30ドルあまり値を上げて取引を終えた。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から34ドル24セント値を上げ、1万6899ドル32セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は13.82ポイント上げて4703.42だった。
この日のニューヨーク株式市場は、原油先物価格が値を下げたことから、反落して始まった。前の日、ダウ平均株価が約2か月ぶりの高値をつけたことから目先の利益確定の売りが出たことも反落の原因となっている。しかしその後、原油価格が大きく値を戻したことで、エネルギー関連企業を中心に買いが出るなど市場も安定を取り戻し、最終的には続伸して取引を終えている。
市場関係者は「株式市場にとっても、そして今後予定される利上げの見通しを占う意味でも週末に発表される雇用統計の内容が重要になる」と話している。