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NY株188ドル安 終値1万6431ドル

2016年2月24日 8:19
NY株188ドル安 終値1万6431ドル

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、原油先物価格が前日から一転して急落したことや、この日に発表された消費者関連の指標が市場予想を下回ったことなどから、190ドル近く値を下げて取引を終えた。

 23日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比188ドル88セント安の1万6431ドル78セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は67.02ポイント下げて4503.58だった。

 前日、大幅に値を上げたことで、株式市場をけん引した原油先物相場だが、この日はサウジアラビアやイランの担当相が世界的な原油の減産合意に否定的な見解を示したと伝えられたことから、1ドル50セント以上と大幅に値を下げ、1バレル=31ドル87セントで取引を終えた。さらに、日本や上海などのアジア市場やヨーロッパの市場が軒並み下落したことを受け、ニューヨーク市場もエネルギー関連株や金融関連株を中心に売りが先行する展開となった。

 市場関係者は「きょう発表された2月の消費者信頼感指数も市場の予想より悪く、再びアメリカ経済への懸念が高まっているのではないか」と話している。