日経平均142円安 終値1万6974円
16日の東京株式市場で日経平均株価は値を下げ1万7000円を割り込んだ。日経平均株価の終値は前日比142円62銭安の1万6974円45銭。
外国為替市場で円相場が一時、1ドル=112円台と円高・ドル安水準に傾いたことなどから、16日朝の東京株式市場では輸出関連企業を中心に売り注文が先行した。
ただ、安倍首相らが世界経済の情勢について国内外の有識者と意見交換する「国際金融経済分析会合」が16日朝に開かれ、ノーベル経済学賞を受賞したアメリカのスティグリッツ教授が、来年4月の消費税率の10%への引き上げを見送るべきとの考えを伝えたことから、増税先送りへの期待感が広がり、日経平均株価は下げ幅を縮める場面もあった。
しかし、その後は、日本時間17日未明に発表されるアメリカの金融政策を見極めようと、積極的な買い注文を手控える雰囲気が広がった。
東証1部の売買代金は、概算で1兆9118億円。(今年初の2兆円割れ)売買高は、概算で18億6149万株。