千葉銀行と武蔵野銀行“包括的な提携”締結
地方銀行大手の千葉銀行と、埼玉県を中心に展開する武蔵野銀行は25日、包括的な提携を行うと発表した。
千葉県を中心に展開する千葉銀行と、埼玉県を中心に展開する武蔵野銀行は25日、業務と資本の両面で包括的な提携を行う契約を締結した。経営の独立性は維持したうえでお互いの株を、それぞれ追加で取得し資本関係を強化する。
また、コールセンターなどを共同化してコスト削減を進めるほか、金融商品の販売協力やITシステムの共同開発を行う。日銀のマイナス金利政策導入やITなど他業種による銀行業への参入で地方銀行の経営環境が厳しさを増す中、互いの地域でのブランド力をいかして、売り上げ拡大を目指す。
両行は、提携による効果は今後5年間で、100億円と見込んでいる。