シャープとホンハイ正式契約 来月2日に
シャープは30日午後、臨時の取締役会を開き、台湾のホンハイ精密工業による約1000億円の出資額減額を含む買収契約の修正案を決議した。双方は来月2日に正式に契約し、大阪で共同会見を行う予定。
シャープの買収をめぐっては、ホンハイがシャープの抱える財務リスクを問題視して、買収条件がホンハイに有利になるよう交渉を続けてきた。
シャープは30日夕方まで臨時の取締役会を開いていたが、その結果、買収契約の修正案を決議した。ホンハイが出資する額は、当初の4890億円から1000億円程度減額されることになった。31日に手付金を払い込み、来月2日に正式契約を結ぶという。そして大阪で共同の記者会見を開く予定。