日産ゴーンCEO、被災のいわき工場を訪問
日産自動車のカルロス・ゴーンCEOが5日、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県のいわき市の工場を4年ぶりに訪問した。
スポーツカーや高級車のエンジンの生産拠点となっている日産のいわき工場は、2011年の東日本大震災発生時に甚大な被害を受け、約2か月の間、生産ラインが停止した。ゴーンCEOが5日、約4年ぶりにこの工場を視察に訪れた。
カルロス・ゴーンCEO「いわき工場(の復興)は、まさに福島の人々が挑戦し続けてきた証しだからとてもうれしい」
日産自動車は、いまだに風評被害などの影響で客足が震災前を下回っているいわき市内の水族館と観光物産センターに対して、賑(にぎ)わいを取り戻す助けになるようにとして、災害の際は電源装置にもなる電気自動車「e-NV200」を寄贈した。
イベントに参加した福島県の内堀知事といわき市の清水市長はそれぞれ感謝の意を述べるとともに、電気自動車とともに復興をもりあげることを改めて宣言した。